秋田犬談議
2011年 10月 17日
日曜日病院へ行き、帰り道にはお約束の寄り道をしてきた
まずは出発の時の様子を・・・
るん、るん、るん!いざ出発~!
お出かけが嬉しくてたまらず、身を乗り出すりき
ところが・・・
「ん??この感覚は・・・」
「ぼくちん、酔ったみたい~~」
この後しょんぼりと座り込み滂沱のよだれを・・・
しかしここは家を出て一つ目の信号を越えてすぐのところ(笑)
今りきは車酔い克服が当分の課題となっている
けれど今のところ車に乗り込む事を嫌がりはしないので、せいぜい出かけて早く慣れてくれれば、と思っている
帰りの寄り道は「梅小路公園」
ここは、蒸気機関車館やレストランも敷地内にあるとても広い公園
ぐるりと一周するだけでもけっこういいお散歩になる
しかしここは野良猫のパラダイスのよう・・・
あちらの茂み、こちらの茂みに野良猫がいっぱいいる
「あっ、あれは・・・!」
「りき見てごらん。にゃんこさんがいるよ」
「えっ!どこどこ?」
「あ、いた!にゃんこさ~ん、遊ぼっ!」
「あれぇ~?フーッて怒ってるよ」
休憩しながらゆっくり一周していると、うしろから「すみませ~ん」と追っかけてくる人がいる
「秋田犬ですよね?」
遠くから私達を見つけて走って追いかけてこられたそうだ
母娘とおぼしきそのお二人は、自身も白秋田犬の7カ月の女の子と暮らしておられるとのこと
今のその子はなんと4代目という大の秋田犬好きで、秋田犬を見かけようものなら声をかけずにいられない
「ああ、解ります~。私達もそうなんですよ」
見かける事が少ない犬種という事もあるだろうが、秋田犬好きには熱烈な人が多い
車を止めて降りてこられる人もいるし、向かいの通りからわざわざ渡ってきてまで見にこられる事もしばしば
こうして追いかけてこられる事も今までにたくさんあった(私もしてるけど)
30分ほども立ち話をしてパピーちゃんの写真を見せていただき、りきとチャチャをぞんぶんにナデナデして写真を撮って帰って行かれた
食事の事。お手入れの事。お互いの先代犬の事。話は尽きない
今までにも秋田犬ファンの方と秋田犬についての談議をどれほどしてきただろう
ある人はアメリカに置いてきた子を想い、虎毛のリンを見て駆け寄られた
仕事の都合でアメリカに住んでいたが予定より早くの帰国となり、悩んだ末に友人に託してこられたそうだ
広い農場で毎日自由に走り回るその子の生き生きとした暮らしを、そのままにしておいてあげたかったそうだ
「でも会いたくて会いたくて、こうして虎毛の秋田犬を見かけると近づかずにはいられません」
ある初老のご夫婦はリキの前に膝をついて座られ、「先日亡くしたうちの子にそっくり」と涙を流されていた
今はその気持ちがすごくよく解る
ある男性は一人暮らしになって(理由は解らないが)狭い住居でペットも禁止の所に引越され、友達に愛犬を譲られた
友達はとても可愛がってくれているが、愛犬は何年経っても自分が会いに行くと一緒に帰りたがって泣くという
今は友達がお前の主人なんだから、と、心を鬼にして会いに行くのをやめたけれど、こうして秋田犬を見かけると胸が痛くなる、と長い間じっとうちの子を見つめておられた
みなさんが別れ際に必ずおっしゃる言葉は「秋田犬は本当にいい犬ですね」
ヘレン・ケラーやスティービー・ワンダーが秋田犬をこよなく愛する人だというのは知られた話だけど、彼らは目が不自由な人たち
ヘレン・ケラーは耳も聞こえない
アイコンタクトも出来ないし、言葉をかけることも出来ない
けれど彼女は「私はかつてこれほどまでに献身的な犬を知らない」という言葉を残しているそうだ
それは秋田犬が人の心を鋭敏に読み取り、心と心で繋がる事ができる不思議な力を持った犬だという事ではないだろうか・・・
秋田犬について語り出すとどうにも止まらない私
同様の人達が思いがけずたくさんいらっしゃって、声をかけられる度に時間を忘れて話し込む
今度見知らぬ人と「秋田犬談議」をするのはいつの事になるのだろう
それを密かに楽しみにしている
まずは出発の時の様子を・・・
るん、るん、るん!いざ出発~!
お出かけが嬉しくてたまらず、身を乗り出すりき
ところが・・・
「ん??この感覚は・・・」
「ぼくちん、酔ったみたい~~」
この後しょんぼりと座り込み滂沱のよだれを・・・
しかしここは家を出て一つ目の信号を越えてすぐのところ(笑)
今りきは車酔い克服が当分の課題となっている
けれど今のところ車に乗り込む事を嫌がりはしないので、せいぜい出かけて早く慣れてくれれば、と思っている
帰りの寄り道は「梅小路公園」
ここは、蒸気機関車館やレストランも敷地内にあるとても広い公園
ぐるりと一周するだけでもけっこういいお散歩になる
しかしここは野良猫のパラダイスのよう・・・
あちらの茂み、こちらの茂みに野良猫がいっぱいいる
「あっ、あれは・・・!」
「りき見てごらん。にゃんこさんがいるよ」
「えっ!どこどこ?」
「あ、いた!にゃんこさ~ん、遊ぼっ!」
「あれぇ~?フーッて怒ってるよ」
休憩しながらゆっくり一周していると、うしろから「すみませ~ん」と追っかけてくる人がいる
「秋田犬ですよね?」
遠くから私達を見つけて走って追いかけてこられたそうだ
母娘とおぼしきそのお二人は、自身も白秋田犬の7カ月の女の子と暮らしておられるとのこと
今のその子はなんと4代目という大の秋田犬好きで、秋田犬を見かけようものなら声をかけずにいられない
「ああ、解ります~。私達もそうなんですよ」
見かける事が少ない犬種という事もあるだろうが、秋田犬好きには熱烈な人が多い
車を止めて降りてこられる人もいるし、向かいの通りからわざわざ渡ってきてまで見にこられる事もしばしば
こうして追いかけてこられる事も今までにたくさんあった(私もしてるけど)
30分ほども立ち話をしてパピーちゃんの写真を見せていただき、りきとチャチャをぞんぶんにナデナデして写真を撮って帰って行かれた
食事の事。お手入れの事。お互いの先代犬の事。話は尽きない
今までにも秋田犬ファンの方と秋田犬についての談議をどれほどしてきただろう
ある人はアメリカに置いてきた子を想い、虎毛のリンを見て駆け寄られた
仕事の都合でアメリカに住んでいたが予定より早くの帰国となり、悩んだ末に友人に託してこられたそうだ
広い農場で毎日自由に走り回るその子の生き生きとした暮らしを、そのままにしておいてあげたかったそうだ
「でも会いたくて会いたくて、こうして虎毛の秋田犬を見かけると近づかずにはいられません」
ある初老のご夫婦はリキの前に膝をついて座られ、「先日亡くしたうちの子にそっくり」と涙を流されていた
今はその気持ちがすごくよく解る
ある男性は一人暮らしになって(理由は解らないが)狭い住居でペットも禁止の所に引越され、友達に愛犬を譲られた
友達はとても可愛がってくれているが、愛犬は何年経っても自分が会いに行くと一緒に帰りたがって泣くという
今は友達がお前の主人なんだから、と、心を鬼にして会いに行くのをやめたけれど、こうして秋田犬を見かけると胸が痛くなる、と長い間じっとうちの子を見つめておられた
みなさんが別れ際に必ずおっしゃる言葉は「秋田犬は本当にいい犬ですね」
ヘレン・ケラーやスティービー・ワンダーが秋田犬をこよなく愛する人だというのは知られた話だけど、彼らは目が不自由な人たち
ヘレン・ケラーは耳も聞こえない
アイコンタクトも出来ないし、言葉をかけることも出来ない
けれど彼女は「私はかつてこれほどまでに献身的な犬を知らない」という言葉を残しているそうだ
それは秋田犬が人の心を鋭敏に読み取り、心と心で繋がる事ができる不思議な力を持った犬だという事ではないだろうか・・・
秋田犬について語り出すとどうにも止まらない私
同様の人達が思いがけずたくさんいらっしゃって、声をかけられる度に時間を忘れて話し込む
今度見知らぬ人と「秋田犬談議」をするのはいつの事になるのだろう
それを密かに楽しみにしている
by charinmaru
| 2011-10-17 23:27