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先週日曜日思い切って外に出ていっぱい歩いてみようと、三時間余りのロング散歩に行きました
ここ半年ほどチャチャの体力を考えて、お散歩は短い距離のコースに限られていました
秋田チームもそれに慣れて不満も全く漏らさずにいてくれたのでした
折りたたみ式のお水入れを持ち、父が遠出用の散歩カバンを持っても、いつもの曲がり角でUターンしようとする秋田チーム
「今日はいっぱい歩くよ」
と更に先へ促すと、みんなにニッコリと笑顔が出ました

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なんだかハードな図です

チャチャのまあるい目のニコニコ顔と、まあるい体のふんわりした雰囲気が、全員集合の図をとても柔らかいものにしてくれてたんだなあとつくづく実感

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まだみんな食欲やお腹の調子は本調子ではなく、私も毎日メソメソしているせいか瞼がピクピク痙攣するのが止まりません
あと五回もこんな辛い思いをするのかと想像するだけで手が震え、もう嫌だと思い、仕事以外人と話すのも出かけるのも億劫でした

けれど、気持ちと体を外へ引っ張り出してくれたのは、チャチャと秋田チームでした

私は先代リキとリンが旅立ってしまったあとチャチャはどれほど寂しかった事かと思い、次世代の秋田チームの中で、チャチャはもしかしたら疎外感のようなものを感じてとても辛かったのではないかと思い、申し訳なくて不憫でたまりませんでした

でもチャチャがいなくなってからの秋田チームの様子を見ていて気づいたのです
みんなが心からチャチャを慕っていたことを・・・
散歩から帰ると家の中をうろうろし、寝室のふすまに空けた穴から頭を突っ込んでチャチャの姿を探す安寿
うずくまって時々「ぴぃ~」と寂しげに泣くりん
くっついてお昼寝してくれるばばちゃまがいなくて、私にべったりくっついてくる天君
ニコニコ顔が消えてお散歩も気乗りせずダラダラと歩き、食欲も無くなったりき
チャチャがいつも寝そべっていた長座布団しか使わず、やたらと怒りっぽく機嫌が悪い風花
お散歩の時によその犬に吠えたり威嚇したりをしなくなって、今までみんなでチャチャばばちゃまを守っているつもりだったんだという事も解かりました

そして、お世話になった病院へお礼かたがた秋田チームのお腹の薬をもらいに行って、先生や看護師のみなさん、スタッフさんとたくさんお話をしました

先生は、チャチャの股関節は普通ならとても歩けるような状態ではなかったとおっしゃいました
「みんなと一緒にお散歩したい一心で歩けていたんでしょうね」
またガンの末期になると、たいていは亡くなる一週間前くらいから何も口にしなくなるそうです
「チャチャちゃんは亡くなる日の朝まで食べた。まだみんなと一緒にいたい。そういう強い思いやみんなとの深い絆を感じます」
先生は我が家の犬たちをずっと見てきて、みんなの間にある強い絆と親愛の情を感じてくださっていたそうでした
だからスタッフ一同全力で治療に当たろうと、出来ることはすべてやろうと思っていたと・・・
そして「みんなに慕われ、家族全員に見送られ、チャチャちゃんは幸せな子ですね」という言葉で救われた気がしました

私たち飼い主との時間より、同居犬との時間の方が圧倒的に多い彼ら
チャチャは先代たちと築いた信頼関係を、次世代の子供たちとも同じようにちゃんと築いていたのです
そして先代たちと次世代の彼らを一本の絆でしっかりと結んでくれた・・・

ゆったりとした隠居もさせてあげられず、しんどい老後だったのではないかと悔んでいましたが、チャチャは若い秋田チームとの暮らしを決して辛いとは思っていなかったのです

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とても殺風景に、とても物足りなく感じる集合写真

少しづつ、少しづつ、慣れていくしかありません

食事の時間になると、前足をぴょんぴょんさせてクルクル回って、「わ~い!ご飯だ~!みんなご飯の時間だよ~!」と、みんなの気分をアゲてくれたチャチャダンス
食事の時間はとっても楽しい時間だとチャチャに教えられて、残さずキレイに食べるお手本を見せられて、みんな体の大きな子になりました
かつて秋田犬の先代リキに育てられ、チャチャがゴルでありながらも秋田犬の気質を持っていたように、りきはチャチャに育てられ人懐っこく陽気で表情豊かなゴル秋田になりました
りんにも子供たちにも、その影響は大きく出ている気がします

チャチャを失って、私はひとつの時代が終わってしまったという寂寥感を強く感じました
昭和から平成に変わった時のような、世代交代の時が来たような・・・
でも、先代たちがそろっていた頃の空気感というか匂いというか、それがちゃんと存在している事に気づいたのです
これが、先代リキとリンを亡くした後も、生き生きと過ごしたチャチャの原動力だったのだと思います
先代たちからずっと続く我が家のルール、それをりき以下新世代に伝えていくこと
子供たちが小さかった頃は厳しすぎるのではないかと思うほどでしたが、年功序列をしっかり叩き込み、りきをリーダーに立てて全員をまとめ上げてくれました
大きくなってからはそれぞれに違う接し方をして、その子に合ったフォローをしてくれた・・・
仕事を任せられる事に喜びを感じ、強い責任感を持つゴルだからこそ出来た事かもしれません

大型犬の10歳以降の時間は神様からのプレゼント
同時にチャチャにとっては、リキとリンから託された時間でもあったのだという気がします

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チャチャのハーネスは、今安寿が付けてお散歩しています
四十九日まで、魂は残された家族を気遣い、家族の近くにいるといいます
完全にお空の住人になるまでは、きっとお散歩にも同行していると思うから・・・

チャーちゃん
チャーちゃんが育ててくれた秋田チームは、チャーちゃんの面影をしっかりと残していますよ
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# by charinmaru | 2015-03-13 19:21 | Trackback | Comments(10)
チャチャの訃報に際し、コメント欄やメール、電話でのお悔やみと労わりを頂き、本当にありがとうございました

傷んだ心が癒されるようなお花を送ってくださった、サコリン様、近江様、白太郎母様、ラブちゃんママ様、I先生、病院スタッフの皆様、心より感謝申し上げます

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お正月前後から貧血が進み、もはやガンが末期にまで進行したのを知ってから覚悟はしていたつもりでしたが、自分でも想像以上のショックと喪失感で、今だ茫然と過ごしております

2月24日、医療センターで便が出てスッキリしたのか、その日病院でいただいた食事を完食し、帰宅してからも穏やかな寝息を立てているのを聞いて、私は抗がん剤が効き目を表してくれたのかもしれないと喜びました
翌25日には本院での検査できっと数字に現れてくるはずだと・・・

25日の朝、チャチャを抱いて入院室へ入って行かれる先生が、チャチャの顔をこちらに向けてくださいました
仕事に向かう私に「お母さん、行ってらっしゃい」と

その時のチャチャの顔を私は生涯忘れることはないと思います
ここ数日の、目を半分閉じたようなしんどそうな顔ではありませんでした
ぱっちり開いた大きな丸い目がしっかり私の顔を見て、微笑むような穏やかな表情だったのです
親ばかですが、まるで天使のように可愛らしかったのです

その瞬間「この子はもう行こうとしている」と感じました
そんなはずはない!昨日から小康状態を保っているんだから・・・
今日の検査で絶対好転しているという結果が出るはず

H父に朝の病院でのことを伝えると、父も感じるものがあったのでしょう
その日はいつもより早じまいして病院へお迎えに急ぎました
そして先生から聞かされた結果は、わずかに残っていた希望を完全に打ち砕かれるものでした
血小板の数値がゼロに等しいほどになってしまっていたのです
血中のガン細胞は20数万個
この数で生きている事が信じられないというほどのガン細胞の数でした
連日の輸血、血小板と赤血球の投与、それでも追い付かないほどに血液が破壊されていました
「痛さや苦しさが少しでも緩和されるような処置をお願いします」
もうそれしか言葉はありませんでした
内臓と骨には転移がないため痛みはないと思われますが、苦しさが和らぐように、と強めのステロイドを静脈注射で入れていただきました

帰宅してからはみんなのいるリビングにお布団を敷き、父と私が交代で横に付いてずっとチャチャとお話をしていました
「チャーちゃん、いっぱい色んなとこに行ったねえ。楽しかったねえ。」
川や海、琵琶湖でのこと。先代たちとのエピソード。大笑いした思い出。日々のあれこれ。
話は何時間でも尽きることはありませんでした
「チャーちゃん。この家に来てくれてありがとう。チャーちゃん大好きやで。リキとリンがきっとお迎えに来てくれるから何にも怖いことはないよ。ふたりに付いて行ったらいいからね」
26日に日付が変わりしばらく経ったころ、昏睡状態というのでしょうか
意識が無くなったのが解かりました
それまでお話の途中で胸が詰まってしまい、涙で声がかすれたり止まってしまったりすると、「お母さんどうしたの?」という目の色を感じていたのですが、もう表情が無くなり、短い呼吸が聞こえるだけでした
それでもずっと話し続けました

チャーちゃん、頑張ったね
チャーちゃんはすごい子やね
チャーちゃん、愛してるよ

午前2時過ぎ。秋田チームが突然立ち上がり、それぞれが玄関へ、リビングの掃き出し窓へと向かいました
声は立てず、じっと外をうかがっています
すぐに解かりました
・・・リキとリンが迎えに来た・・・
直後にチャチャの手がもがくように動き、短い痙攣のあと大きな呼吸を三度
そして息が止まりました
両腕にズンと重みがかかり、ああ、今魂が体から出てリキとリンのもとへ駆けて行ったんだと思いました

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チャチャの姿が家の中から消えて数日
秋田チームは全員食欲不振が続き、お腹を壊している子もいます
シニアさんになって活動量も減り、寝ていることが多くなったチャチャでしたが、その存在感はすごいものだったんだなあと改めて感じています
まるで火が消えたように静かな空間で、日々つのる悲しみと寂しさ
今は何もなすすべがなくぼんやりと時間が過ぎていきます
家族全員がどうやって歩き出せばいいのか、まだもがくばかりです

少しの間ブログをお休みして、時間の流れに身を委ねてみようと思います

今度パソコンのキーを打つ時には、チャチャという文字を打っても涙が流れないようになっていたいと思います
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# by charinmaru | 2015-03-06 17:13 | Trackback | Comments(10)

別れの時

2月26日午前二時十分
チャチャが永眠いたしました

あまりのショックと脱力感で手が震えてキーがなかなか押せません
落ち着きましたら改めてご報告したいと思います

ご心配、励ましと応援を頂き本当にありがとうございました
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# by charinmaru | 2015-02-26 05:35 | Trackback | Comments(8)

どんなときも

昨日は病院の休診日だったため、同病院の総合医療センター(休日なし)でチャチャの治療とお預かりをお願いしました
本院の主治医さんから申し送りを受けてチャチャの治療に当たってくださった先生から、仕事の合間に電話で様子を聞いた際に嬉しい報告がありました
「うんちがたくさん出ましたよ」
検温した時の刺激でどうやらもよおしたようです(笑)
三日ぶりだったのでよほどスッキリしたのでしょう
そのあとで頂いたフードとおやつの茹でササミを完食したそうです

昨日の朝初めて食事の拒否があり、ものすごくショックを受けていたのです
日頃から朝晩二回きっちり排便があるチャチャ
苦しくて食事どころではなかったのかもしれません
自分で踏ん張って立つことがもう出来ないので排泄のポーズが取れず、父と二人がかりで介助してもどうしてもダメで、浣腸をお願いしようかと思っていた矢先でした

お腹スッキリ、食事も頂いて、治療で楽にもなったのか、帰宅後は今朝までぐっすり眠っていました
時々むくっと頭をもたげて、はっはっと荒い息をするものの、お水を飲んで体をさすっていると、スヤスヤと眠ります

ひょっとして、先週の金曜日に投薬した抗がん剤が効果を発揮し出したのだろうか、と、昨夜は私たちも少し安堵し、けっこうまとまった時間を眠ることが出来たのです

今朝は本院でお預かりいただきました
本日りきは付き添いのお仕事はお休みです(りき自身は行く気満々でしたが)
昨日センターでは付き添いが出来ずとても心配でしたが、チャチャ自身が点滴を受けながらぐっすり眠っていたり、初めてのスタッフさんの手から食事を食べたりした事を聞いて、もう大丈夫だなと思ったのです
朝病院へ行き、夜になったら私たちが迎えに来て家に帰る、というパターンをどうやら理解してくれたようです

ダメなのは私の方・・・
病院にお預けして帰るとき永の別れでもないのに涙ぐんでしまうし、いったん家に引き返し秋田チームの食事を作れば、ひとつ少ない食器にウルウルする
夕方仕事から帰ってきて「ただいま」と玄関に入ったとき、チャチャのしっぽが下駄箱に当たってパンパンいう音が聞こえなくて寂しいことこの上ない・・

13年余りの年月を共に過ごしてきました
最近では耳が遠くなったせいもありますが、たいした用事もなく名前を呼んでもチラリと見るだけ
リードに加える少しの力でお互いの意思が伝わり、顔を見れば要望がなんとなく解かります
空気のような存在
居て当たり前の存在
そのことをこれほど痛切に感じたことはありません
悲しいとき、つらいとき、一緒に乗り越えどんなときもそばにいてくれた

チャチャとの歴史をまだまだ終わらせたくありません

苦しそうな息遣いを聞くと、自分がとんでもないエゴイストなのだと思えます
ごめんねチャーちゃん
でもお願いだからまだ行かないで

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# by charinmaru | 2015-02-25 17:44 | Trackback | Comments(0)
今朝9時、チャチャが夜までの日帰り入院のため病院へ入りました

昨夜先生より電話をいただき、治療計画をうかがいました
先生は休日にも関わらず同病院医療センターの先生方と共に、チャチャに対して今出来る治療の選択を検討して下さったのでした

まず金曜日に投与した抗がん剤を後押しできるような薬の投与
そして、チャチャの骨髄に残っている、まだガン細胞に侵されていない正常な細胞を活性化させる薬の投与です
約二日尿が出なかったので(今朝やっと出ましたが)尿毒症になりかけていないか等の腎臓の検査も併せてしていただきます

ガンの末期で苦しんでいるのならば、痛みや苦しみを緩和して穏やかな最後を迎えさせてあげるのが家族としての思いやりだという事は良く解かっています
ガンの発症時期が最近であると思っていたため、実はもう最終ステージに来てしまっている事が解かった時はショックでしたが、現実を受け入れて最悪の事態の覚悟も出来ました
けれど昨夜、息が荒くなりもう食事は無理かもしれないと思ったチャチャが、必死の表情で食べたのです
少なめに入れた食事を完食して、追加を入れようとしたスプーンに猛然とかじりついてきました
この子は生きることを決してあきらめていない、と思いました

昨夜様子を聞くために電話を下さった先生に、この食事の様子を伝えました
そして治療の検討、今日の入院となったのでした

今日、りきがチャチャと共に入院しています
何ら悪いところがあるわけでは無いのですが、先生がりきの同伴を許可して下さいました
ゆうべH父が先生にお願いしたのです
秋田チームと共にいたからチャチャがここまで頑張れた事を、先生もよく理解してくださっています
本来なら歩行困難なほど股関節の変形があるのに、みんなと一緒にお散歩していることが奇跡としか思えないと・・・
これは秋田チーム、家族と一緒にいつも行動を共にしたいという一心からだね、と常日頃感心しておられました
静かに寝かせておいてあげる事はあえてせずに、騒々しいリビングにチャチャを寝かせている事も伝えました
メンタル面の大切さを理解しておられる先生が、私たちの気持ちを受け入れて下さったのです
りきの気配や存在をチャチャが感じていられるよう工夫してりきに応援してもらいましょう、と、今日の付き添いを許可してくださいました

「夫婦共々、最悪の事態の覚悟は出来ていますが、チャチャは本当に頑張り屋さんなんです。だから今出来ることは全てしてあげてください」
そう言ってチャチャを託してきました

もう一度、みんなに囲まれて笑うチャチャの姿が見たい
今日の治療が命の炎を燃え立たせてくれる事を、今懸命に祈っています

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# by charinmaru | 2015-02-23 15:42 | Trackback | Comments(8)

秋田犬&ゴールデンレトリバーと暮らす四季折々


by charinmaru