四十九日
2015年 04月 14日
明日チャチャの四十九日を迎えます
チャーちゃん、お空へ行ってしまうんやね
あの日・・霊園で荼毘に伏した日、煙突から立ち昇る真っ白な煙が上空でしばらく淀んでいました
リキとリンを見送った時は、まっしぐらに空へ駆け昇って行ったものでしたが・・・
H父がポツリとつぶやきました
「チャチャがまだ行きとうないって言うとる」
私もつぶやきました
「リキが、早う来いやあ!って足踏みしてるやろな。リンはチャチャの周りを走り回ってるわ、きっと」
やがてやっと決心がついたように、煙は空へとゆっくり昇っていきました
四十九日まで亡くなった者の魂は、残していく家族を案じて家とお空の間にとどまっているといいます
明日には、あの日リキとリンに案内してもらった虹の橋の住民になるべく、チャチャは旅立っていくのでしょう
チャーちゃん、明日はお母さん泣かないように頑張るね
チャーちゃんが心配して引き返して来ないようにね
連日の不安定なお天気でカミナリの音が聞こえたりすると、「早く家に帰ってあげないと」とそわそわしてしまいます
もうカミナリを怖がる子は家にはいないのに
お世話になった病院の前を通る時、ついウィンカーに指がかかってしまいます
病院へ入っても「お母さん、お帰り~!」と嬉しそうに迎えてくれる子はもういないのに
わざと回り道をして病院の前を通らないようにしてましたが、風花の定期健診があります
あかんたれの私は三月末の風花の健診にりきにも付いてきてもらいました
診察室に入ると奥のドアの向こうに検査室があります
チャチャはいつも数人のスタッフがおられるその検査室に、大きなサークルを置いてもらってお預かりいただいてました
ドアの窓ガラスごしに目が合うと、とびきりの笑顔にいつもほっとしたものでした
当然もうそこにはあの笑顔があるはずもなく、そんな事ちゃんと解かってはいるのですが、自分の目でしっかり確かめて、そうしないと現実をしっかり受け入れられそうもなくて、自分でも情けないような思いがして・・・
だけど、チャチャを見送った日以来泣き暮らしているわけではありません
以前のような生活のリズムを取り戻し、家事も仕事も普段通り行い、両親の元へも通い、秋田組のしぐさやバラエティ番組を見て笑ったりもするし、普通に毎日を送っています
ただ、心に空いた小さな穴に、時々、何かの拍子に、笑顔や元気が落っこちてしまう事があるのです
いつの日かお空の上で待っててくれる可愛い子たちに逢える日まで、全員集合する日まで、この小さな心の穴とはお付き合いしていく事になるのでしょう
雨の日のお散歩は気乗りしないチャチャだったから、明日は晴れたらいいのにな
そう言う私にH父は「泳いでいくんちゃうかあ」「ま、嫌やったら行かんでもゆっくり家におったらええがな」なんて・・・
リキとリンがまた迎えにくるだろうから、チャーちゃん遅れないように付いて行ってね
気を付けていってらっしゃい
「いってきます」
by charinmaru
| 2015-04-14 16:46