脳内アドレナリン
2010年 12月 14日
すごいタイトルつけてしまった!
もう5年半も前の事になるけど、チャチャとリンの散歩中に右手薬指を骨折した
冷え込みがきつい季節になるとちょっと疼くような感じがして、ああそうだった、と指を見てしまう
そろそろ水遊びのシーズンという季節に、チャチャとリンを連れて桂川へ向かって歩いていた
堤防が見えてくる所まで来た時チャチャがうんちをした。ちょうど曲がり角
おすわりで待たせて始末をし、さあ立たせようと思った瞬間、1匹のわんこが角を曲がってきた
鉢合わせの格好になり双方びっくりしたように吠え、チャチャとリンがガバっと立ちあがる
その時2本のリードを右手で軽く持っていた為、急にピンと張ったリードの間に薬指が挟まれ、捻じれるように引っ張られた
激痛!!ものも言えない。かろうじて接触を避け「すわれ!」と言って座らせ自分も座り込んでしまった
痛さのあまり吐き気がする。恐る恐る指を見るとありえないかたち・・・
薬指の爪が小指の方を向いているぅー!
痛さで震えながら顔を上げて目に付いたのが、コンビニの前の自販機
コーヒーとタバコとライターを買って、よろよろと河川敷へ降りた
家までは約20分だからこちらの方が早い
川岸でリードをはずしチャチャとリンを泳がせる。その間にコーヒーをがぶ飲みして、タバコを3本立て続けにチェーンスモークした
カフェインとニコチンが痛みに効くなんて聞いたこともないけど、なんとか痛みが紛れてくれないか、などと突拍子もないアイデアにすがる
とにかくチャチャとリンを家に連れて帰らなければ・・でも今20分歩けそうにない
ところが不思議な事にだんだん激痛がしびれに変わってきて、30分ほどのちに私達は家に到着していた
去年だったかTVドラマ「Dr.ヘリ、コードブルー」で外科医役のヤマピーが、そのナゾを解いてくれた
「脳内麻酔」 事故などで激痛に襲われた時、脳内にアドレナリンが大量に出て痛みを感じなくさせてくれるらしい
ドラマでは、身体にスキー板を貫通させた人が、ヤマピーと普通にしゃべっているシーンだった
その力は凄くて家に着いてから私は洗濯物を干し、家業の自動車修理工場へ行って陸送ドライバーをし、買い物して帰宅後夕飯を作り、ようやく病院へ出かけた
その頃には手の半分が紫色になり、薬指はパンパンに腫れていたが、いぜん痛みはさほど感じなかった
その後のギプスを巻いての生活はとても不自由だったけど・・
動物の自己防衛能力って、ほんとに不思議でスゴイ!!
伏見 法界寺
残念!わんこは入れないってー!キレイなお庭ここから見てようね
リンちゃん、ちょっと歩き疲れちゃったね
「チャチャはまだまだ歩けるよー」
桂川遊歩道 ここはサイクリングロードもあって、嵐山へ続いている
「あらよっと!」チ~~ !マーキング中
公園でこのウンチングスタイルの真っ最中、シェルティーに飛びかかられた。ノーリード犬。
とても広い公園で真ん中に球技用グラウンドがあり、そこで走り回らせていたようだ
リキはいつも公園を入ってすぐの草むらでうんちをしていた
その日も同様腰を落とした時、シェルティーがリキを見つけて吠えながら走ってきた
飼い主は動きもせず、名前だけ呼んでいる
用足しの真っ最中に背中にドーンと当て身をくらわされ、リキは激怒した
犬種からいって襲ったのではなく、遊びたかったのかもしれない
が、しゃがんで背中を向けている時である。すぐさま立ちあがってぴょんと跳ぶように向きを変えたリキは、着地と同時にシェルティーのうしろ首をがぶりと噛んだ
「ギャーン!!」
リードを思い切り引いて「リキ、離せ!」と、悪戦苦闘する
これでリキが首をぐいっと歌舞伎のように回せば、シェルティーの首くらい折れてしまうかもしれない
アルミ製の格子をそれでぐにゃりと曲げた事があるのだ
シェルティーの飼い主は近づこうともせず、犬の名前を呼ぶだけ
私はリキの腰のあたりを蹴飛ばし、ようやくシェルティーは飼い主の所へ走って逃げて行った
リキはまだ歯をむいて唸りまくっている。歯と口のまわりに血が付いていた。牙が入ったようだ。
シェルティーの飼い主も傷に気が付いたようで、立ちあがってこちらを睨みつけている。「噛まれてるわ」
「はあ?」私は頭に血が上った
「それがどないしてん!」
ノーリードの上に呼び戻しも出来ず、すったもんだの途中突っ立ったままでいたくせに、文句だけは言うなんて絶対許さへん!
何よりあんたのせいでリキを蹴飛ばす羽目になったやないの!
しばらく睨みあってから、リキが落ち着くのを待ってうんちを回収して公園を出た
数日後またその公園へ行くと、そのシェルティーの飼い主と他にふたり。そして数匹の犬
こちらを見ながら何やらしゃべっている
その顔つきからして、先日の出来事はどうやらシェルティーの方が同情を買っているようだった
シェルティーを見つけむきっ歯で唸るリキを連れて、そちらの方へどんどん歩いて行った
蜘蛛の子を散らすようにそそくさと公園を出る三人。私の顔もむきっ歯に見えた事だろう
私も若かったんだなあと思う。リキ同様血気盛んだった
引越してしょっぱなこうだったから、その後しばらく犬友など出来なかった
文句があるならいつでも受けて立ってやる、と開き直って、リキとふたり貸切り公園で遊ぶのだった
もう5年半も前の事になるけど、チャチャとリンの散歩中に右手薬指を骨折した
冷え込みがきつい季節になるとちょっと疼くような感じがして、ああそうだった、と指を見てしまう
そろそろ水遊びのシーズンという季節に、チャチャとリンを連れて桂川へ向かって歩いていた
堤防が見えてくる所まで来た時チャチャがうんちをした。ちょうど曲がり角
おすわりで待たせて始末をし、さあ立たせようと思った瞬間、1匹のわんこが角を曲がってきた
鉢合わせの格好になり双方びっくりしたように吠え、チャチャとリンがガバっと立ちあがる
その時2本のリードを右手で軽く持っていた為、急にピンと張ったリードの間に薬指が挟まれ、捻じれるように引っ張られた
激痛!!ものも言えない。かろうじて接触を避け「すわれ!」と言って座らせ自分も座り込んでしまった
痛さのあまり吐き気がする。恐る恐る指を見るとありえないかたち・・・
薬指の爪が小指の方を向いているぅー!
痛さで震えながら顔を上げて目に付いたのが、コンビニの前の自販機
コーヒーとタバコとライターを買って、よろよろと河川敷へ降りた
家までは約20分だからこちらの方が早い
川岸でリードをはずしチャチャとリンを泳がせる。その間にコーヒーをがぶ飲みして、タバコを3本立て続けにチェーンスモークした
カフェインとニコチンが痛みに効くなんて聞いたこともないけど、なんとか痛みが紛れてくれないか、などと突拍子もないアイデアにすがる
とにかくチャチャとリンを家に連れて帰らなければ・・でも今20分歩けそうにない
ところが不思議な事にだんだん激痛がしびれに変わってきて、30分ほどのちに私達は家に到着していた
去年だったかTVドラマ「Dr.ヘリ、コードブルー」で外科医役のヤマピーが、そのナゾを解いてくれた
「脳内麻酔」 事故などで激痛に襲われた時、脳内にアドレナリンが大量に出て痛みを感じなくさせてくれるらしい
ドラマでは、身体にスキー板を貫通させた人が、ヤマピーと普通にしゃべっているシーンだった
その力は凄くて家に着いてから私は洗濯物を干し、家業の自動車修理工場へ行って陸送ドライバーをし、買い物して帰宅後夕飯を作り、ようやく病院へ出かけた
その頃には手の半分が紫色になり、薬指はパンパンに腫れていたが、いぜん痛みはさほど感じなかった
その後のギプスを巻いての生活はとても不自由だったけど・・
動物の自己防衛能力って、ほんとに不思議でスゴイ!!
伏見 法界寺
残念!わんこは入れないってー!キレイなお庭ここから見てようね
リンちゃん、ちょっと歩き疲れちゃったね
「チャチャはまだまだ歩けるよー」
桂川遊歩道 ここはサイクリングロードもあって、嵐山へ続いている
「あらよっと!」チ~~ !マーキング中
公園でこのウンチングスタイルの真っ最中、シェルティーに飛びかかられた。ノーリード犬。
とても広い公園で真ん中に球技用グラウンドがあり、そこで走り回らせていたようだ
リキはいつも公園を入ってすぐの草むらでうんちをしていた
その日も同様腰を落とした時、シェルティーがリキを見つけて吠えながら走ってきた
飼い主は動きもせず、名前だけ呼んでいる
用足しの真っ最中に背中にドーンと当て身をくらわされ、リキは激怒した
犬種からいって襲ったのではなく、遊びたかったのかもしれない
が、しゃがんで背中を向けている時である。すぐさま立ちあがってぴょんと跳ぶように向きを変えたリキは、着地と同時にシェルティーのうしろ首をがぶりと噛んだ
「ギャーン!!」
リードを思い切り引いて「リキ、離せ!」と、悪戦苦闘する
これでリキが首をぐいっと歌舞伎のように回せば、シェルティーの首くらい折れてしまうかもしれない
アルミ製の格子をそれでぐにゃりと曲げた事があるのだ
シェルティーの飼い主は近づこうともせず、犬の名前を呼ぶだけ
私はリキの腰のあたりを蹴飛ばし、ようやくシェルティーは飼い主の所へ走って逃げて行った
リキはまだ歯をむいて唸りまくっている。歯と口のまわりに血が付いていた。牙が入ったようだ。
シェルティーの飼い主も傷に気が付いたようで、立ちあがってこちらを睨みつけている。「噛まれてるわ」
「はあ?」私は頭に血が上った
「それがどないしてん!」
ノーリードの上に呼び戻しも出来ず、すったもんだの途中突っ立ったままでいたくせに、文句だけは言うなんて絶対許さへん!
何よりあんたのせいでリキを蹴飛ばす羽目になったやないの!
しばらく睨みあってから、リキが落ち着くのを待ってうんちを回収して公園を出た
数日後またその公園へ行くと、そのシェルティーの飼い主と他にふたり。そして数匹の犬
こちらを見ながら何やらしゃべっている
その顔つきからして、先日の出来事はどうやらシェルティーの方が同情を買っているようだった
シェルティーを見つけむきっ歯で唸るリキを連れて、そちらの方へどんどん歩いて行った
蜘蛛の子を散らすようにそそくさと公園を出る三人。私の顔もむきっ歯に見えた事だろう
私も若かったんだなあと思う。リキ同様血気盛んだった
引越してしょっぱなこうだったから、その後しばらく犬友など出来なかった
文句があるならいつでも受けて立ってやる、と開き直って、リキとふたり貸切り公園で遊ぶのだった
by charinmaru
| 2010-12-14 16:59